ビットキー、生成AIなど複数AI技術を活用した機能開発を強化「人の生活に寄り添うAI」 プロジェクト開始

株式会社ビットキーは、生成AIをはじめとした複数のAI技術を活用し、生活者やワーカ(以下、ユーザ)向けの「人の生活に寄り添うAI」プロジェクトを開始した。

「人の生活に寄り添うAI」は、ユーザにとってのシームレスな体験構築を重視し、人・ハードウェア・物理空間などから得られる複合的な情報をもとに、一人ひとりの暮らしや仕事に寄り添う実用性の高いサービスを提供するプロジェクトだ。

様々な企業の設備・ハードウェアとの連携も強みであるため、既存建物のスマート化を通じた物件価値向上にも寄与する。

「人の生活に寄り添うAI」プロジェクトで開発した機能は、コネクトプラットフォーム「homehub」や「workhub」を通じたユーザーへの提供を予定しており、第一弾として、住宅設備に関する集合住宅の入居者の質問に対し、最適な回答を生成するコンシェルジュ機能の開発に着手している。

コンシェルジュ機能では、住宅の管理会社やデベロッパーなど、不動産事業者がシステム上にアップロードする住宅設備の取扱説明書データ(画像・PDF・テキスト等)をAIが学習し、集合住宅の入居者からの質問に最適な回答を生成する。

この開発は、ビットキーが提供するスマホアプリに実装済みの「取扱説明書データ」の閲覧機能を活用した取り組みとなる。

コンシェルジュ機能では、生活者によるテキストでの質問や撮影した画像に対し、システム上でテキスト・画像を用いて自動回答することを予定している。これにより、書面の取扱説明書保管が不要になるメリットもある。

今後は、不動産事業者が機能を活用し、利用者の意見を集めながら、本格提供にあたっての課題の洗い出しと解消を進めていくとしている。

今後は、オフィスに設置されているスマートロックから取得できる利用実態や設置環境などのデータと機械学習を組み合わせ、解錠日時や時間帯ごとの電力消費量に応じたレコメンデーションなども検討していく。

なお、第一弾の実証を開始した結果をもとに、取り組みから得られたポイントや今後の課題を、2023年11月15日に東京ビッグサイトで開催される「Google Cloud Next Tokyo ’23」にて紹介する。

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