ネットリソースマネジメント、産学官連携の研究開発拠点「ワークラボ千代田」を開設

株式会社フォーバルの子会社である株式会社ネットリソースマネジメント（以下、NRM）は、新たな産学官連携の研究開発拠点「ワークラボ千代田」を、東京都千代田区に2024年8月26日より開設した。

NRMは、函館市・ハコレコドットコムと連携し、2020年に「ワークラボ函館」を設立。働く空間から生まれるデータで働き方を変革することを目指し、「ワークラボ函館」を実証実験の場とし、「WORKS.REPORT（働き方レポート）」の実証実験や、画像解析ソリューションを活用した人流分析の実運用などのデータを活用したソリューションを開発してきた。

今回新設された「ワークラボ千代田」は、函館モデルをさらに発展させ、企画開発に特化した拠点を目的としている。産学官連携を強化し、人材が集まる研究開発環境の整備を進めるほか、産学官の連携を軸に、オープンなラボスペースでの議論や交流を通じて、イノベーション創出の場を目指す。

具体的には、大学の垣根を越えた人材交流と研究を促進し、最先端のAI研究者も積極的に活用する。

また、学生参加型のアイデアソンやハッカソンなどのイベントを定期的に開催する予定だ。

さらに、ラボのビジョンに賛同する企業との共同研究開発を推進し、働く空間から生まれるデータで働き方を変える取り組みを実践する。多様な働く空間データを様々なIT機器で収集し、生成AI技術などを活用したデータ分析を通じて、課題発見と解決を目指す。

加えて、産学官の連携を強化し、地域社会の課題解決や地域活性化に向けたプロジェクトを創出するほか、エコシステムを構築する計画だ。

なお、　「ワークラボ千代田」は、「ZEB Ready」認証を取得しているほか、CO2排出量を約40%削減する「エコワク」を導入するなど、環境にも配慮しているとのことだ。

IoTNEWS編集部

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