TOPPANエッジ株式会社と株式会社デンソーウェーブは、企業や団体のオフィスや工場において、外部事業者の入退時の認証と管理を行う「外部事業者入退システム」を連携して構築し、2024年11月5日より両社で販売を開始すると発表した。
「外部事業者入退システム」では、顔写真からの顔情報収集と、QRコード化を行う。
具体的には、TOPPANエッジの顔写真収集・認証クラウドサービス「CloakOne(クロークワン)」を活用し、外部事業者が顔写真を撮影することで、その顔情報からデンソーウェーブが開発したQRコード「顔認証SQRC(エスキューアールシー)」を発行し、外部事業者にインターネットで送付する。
なお、一般的なスマホ端末などでは読み取れず、専用の認証カメラでのみ読み取りできるデータ保管領域にユーザの個人情報や顔情報を格納する仕様だ。
外部事業者は、企業や工場の入門時、発行された「顔認証SQRC」を専用の認証カメラにかざし、認証カメラが入場者の顔と「顔認証SQRC」が持つ顔情報を照合する。
これにより、事前に「顔認証SQRC」に登録された顔情報と入場者本人をカメラで認証するため、人の目視による確認に比べて正確な本人確認が可能となるほか、外部事業者のなりすましを防ぐ。
また、情報をサーバ上ではなくQRコード内に格納するため、サーバーレス・オフライン環境での顔認証が可能となるとともに、個人情報を事業者が持たないため、流出する危険性を防ぐことが可能だ。
今後両社は、TOPPANエッジが提供する顔写真収集・認証クラウドサービス「CloakOne」と、デンソーウェーブの提供する食堂自動精算システム「DECSSY(デクシー)」・来訪者管理システム「Q-revo reception(キューレボ レセプション)」・勤怠管理などの各種セキュリティソリューションを連携させる計画だ。
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