Beaconインフラサービス「SWAMP」を提供する3bitter株式会社は、同社開発製品「3bitter Beacon」のファームウェア(※1)を拡張し、コンテンツのコピー対策機能を付与した「3bitter dynamic Beacon(以下 3d Beacon/スリーディービーコン)」をリリースした。「SWAMP」の利用者は、管理画面からBeaconアップデートの申請を行うことが可能となる。
既存のBeaconは簡単にコピーが可能であるために、価値が高い情報・有用なクーポンとの連動が難しい現状があった。3bitterが提供する、Beacon技術を用いてゲームを主としたデジタルコンテンツ向けにリアルな場所と連携できる領域を作り出す「SWAMP」では、これを大きな課題と考えていた。
この課題に対し、3bitterは2015年から開発とテストを続け、Beaconのコピーを独自技術(※2)によって事実上不可能にすることに成功。また、3bitterが開発・製造している3bitter Beaconのファームウェア上で実装することで製品化に至った。
「3d Beacon」は、ゲームを主としたデジタルコンテンツの不正取得等の不正行為対策に加え、店舗等の場所を利用したリアル連動施策におけるポイントサービスやスタンプラリー、ソーシャルチェックイン、ARコンテンツ施策での付与インセンティブの向上や、見守り等におけるストーキング防止に有効だという。
今後3bitterは、既存のSWAMPネットワークにおけるBeaconのアップデートを行い、コピー対策機能を追加したBeaconインフラ網を活用していくという。
※1「ファームウェア」:3bitter Beaconで動作する組み込みソフトウェア。専用アプリからのアップデートも可能。
※2「独自技術」:Unixサーバソフトウェア上で実装された秒間で値が可変する実装を3bitter Beacon端末(BLEチップ上のファームウェア)で実装し、SDKを介し認証することでBeacon端末を判断すること。
【関連リンク】
・スリービター(3bitter)
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