札幌市と一般社団法人札幌観光協会、株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)、NTTテクノクロス株式会社、日本電信電話株式会社(以下、NTT)は、「さっぽろ観光あいのりタクシー」や観光施設の電子チケットを提供する実証実験事業を、本日から2月24日までの期間、共同で開始した。
近年急増している外国人観光客をはじめとする観光客の市内周遊で喫緊の課題となっている、二次交通やキャッシュレス決済、コミュニケーション問題を解決して、観光客の満足度を高め、消費拡大や再訪意欲の向上を図ることを目的としている。
「さっぽろ観光あいのりタクシー」では、郊外の観光施設を周遊する際の観光客の利便性を高めるため、シェアリングエコノミーにより1人1日3,000円(税込)で観光施設・宿泊施設など既定の市内16カ所の乗降場所間を乗り降り自由とし、二次交通問題の解消に繋げる。乗降場所は、札幌市が実施しているICT活用プラットフォーム「DATA-SMART CITY SAPPORO」で収集したデータをもとに選定されている。
タクシーはオンデマンド型交通サービス「AI運行バス」を活用し、リアルタイムのAI処理で最適な車両を決定し配車することで、目的の降車場所まで効率的な乗合運行を実現する。利用者は、乗降場所や時間をWEBで予約し、乗車料金もWEBによるクレジットカード決済だ。
「さっぽろ観光あいのりタクシー」の取組に併せて、電子チケットの導入などICTを活用することで、外国人観光客特有の課題であるキャッシュレスやコミュニケーションの課題解決も目指すとした。
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