以前より、IoTNEWS内でもSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)への取り組みについて取り上げることが増え、メリットなども解説してきた。
世界における、日本のSDGs達成度は2019年6月に国連持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)が発表したレポートによれば、15位に留まっているという。なお上位3位は、デンマーク、スウェーデン、フィンランドと北欧が占めている。
食べられるにも関わらず捨てられてしまう「食品ロス」についても、SDGsのターゲットの1つとして、2030年までに世界全体の一人当たりの食料廃棄を半減させることが盛り込まれており、資源の有効活用や環境負荷への配慮から、食品ロスを減らすことは社会課題となっていた。
そんななか、グリーンズは、運営するホテル内の朝食サービス提供の際に発生する食品ロスを削減するため、スマートショッピングが提供するIoT重量計「スマートマット」を取り入れ、兼松コミュニケーションズとともに開発をすすめ、2019年11月よりコンフォートホテルへ試験導入を開始した。
グリーンズは2019年1月にすでにRFIDタグを使った「食品ロス削減システム」の開発との試験導入を実施している。1回目の試験導入のなかで、精度や運用面での課題を見直し、今回、改めて試験導入に至ったという。
今後は「食品ロス削減システム」の導入店舗を増やし、また、食品ロス削減に関する取り組みに加えて、IoT重量計スマートマットを活用した自動発注システムも構築を予定しているという。
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