日本政府が目指す、経済発展と社会課題の解決が両立した社会「Society 5.0」では、スマートシティやサプライチェーンをはじめとした様々な分野でサイバーとリアルが融合し、IoTデバイス間でも自律的に膨大かつ多様なデータが取引されるようになる。特に、IoTが進展していくと人間を介さないデバイス間でのデータのやり取りが増加し、AIを活用しながら様々な判断や決定が行われていく。
仮に、改ざんされたデータがデバイス間で流通した場合、重大な事故を引き起こす可能性がある。そこで、安全・安心なデータ流通を実現するために、データの発生源であるデバイスの信頼性を担保すると同時に、ブロックチェーン技術を活用して改ざん耐性を備えたデータを取り扱うことが重要となる。
株式会社ウフルと株式会社LayerXは、安全・安心なデータ流通の実現に向けて協業する。
ウフルでは、スマートシティやサプライチェーンに繋がる多数のIoTプロジェクトをセンサー/デバイスメーカーと共同で推進している。一方、LayerXではブロックチェーン技術を軸として金融領域を始めとした様々な産業のDXを推進している。
同協業により、IoT・ブロックチェーンに関する両社の強みを活かし、安全・安心なデータの条件を5段階で定義した「5-Star Trusted Data」(※1)を実現すべくデータ流通基盤作りを推進する。また、ユースケースやビジネスの創出に向けて、センサーやデバイス領域を横断する人的交流や情報交換を支援する、Trusted Device Network(※2)をテーマとしたコンソーシアムの設立を視野に入れた活動を実施する。
※1 5-Star Trusted Data:ウフルが国連CEFACTなどを通じて提唱しているデータの信頼性を担保する5段階の条件を満たした安全・安心なデータ。
※2 Trusted Device Network:5-Star Trusted Data/Deviceを実現するために必要なデータ流通基盤。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。