歩行中および自転車乗用中の交通死亡事故の約半数は、自宅から500m以内の身近な道路で発生している。交通事故を未然に防ぐには、速度超過や急ブレーキなどの危険運転が多く発生する箇所を特定し、事故が起こる前の対策が求められている。
そうした中、愛知県刈谷市、イーデザイン損害保険株式会社、および株式会社デンソーは、安心・安全なまちづくりを目指す「刈谷市yuriCargo(ゆりかご)プロジェクト」を2021年7月1日から2021年12月31日にかけて実施することを発表した。
このプロジェクトでは、スマートフォンで運転をスコアリングし安全運転意識を高めるアプリケーション「yuriCargo」と、そこから取得する運転に関するビッグデータを活用し、刈谷市内の危険運転が発生しやすい箇所の特定、交通事故の未然防止に向けた検討と対策を実施する。
また、すでに刈谷市内を運転するドライバーを対象に参加者の募集を開始しており、安全運転のヒントとなるコンテンツの配信や、刈谷市オリジナルの交通安全啓蒙アイディアの応募企画なども実施していくとしている。
「刈谷市yuriCargoプロジェクト」の概要
目的
- 市民、企業、行政などの協働による地域に根ざした交通安全意識の向上と交通事故の低減
- ビッグデータ活用による危険運転発生箇所の特定、対策導入と効果検証
- 交通安全に関心を持ち、交通安全活動に積極的に参加する地域社会の形成
実施期間
2021年7月1日~2021年12月31日
参加者
刈谷市内を運転する機会があり、スマートフォンを所有している方
参加方法
- スマートフォンに「yuriCargo」をインストール
- アプリケーション内のマイページから「刈谷市」プロジェクトに「参加する」をクリック
- スマートフォンを携行し交通安全を意識した運転を実施
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