カルビー株式会社、広島県、株式会社フォーステックは、海洋プラスチックごみ削減に向けた新たなプロジェクトとして、IoT技術を活用したスマートごみ箱「SmaGO(スマゴ)」を、県内4地点・計12台を設置し、2022年10月25日から運用を開始した。
このプロジェクトは、2021年6月に設立された海洋プラスチックごみ対策に係る官民連携プラットフォーム「GSHIP(ジーシップ)」の参画会員である広島市、尾道市、広島電鉄株式会社及び株式会社KDDI総合研究所との連携・協働により実施するものだ。
県とカルビーにおいては、2022年5月に包括連携協定を締結し、環境対策等の地域の課題解決に向けた取組について、連携を進めている。
また、県は、フォーステック及びKDDI総合研究所と連携して、周辺の散乱状況やごみ回収業務の効率化について、分析・検証を行う。
具体的には、通信機能を活用して「SmaGO」にごみが溜まる時期及び時間帯の傾向の分析し、KDDI総合研究所が開発したシミュレータを用いてごみの回収量データに基づく輸送をシミュレーションする。
これにより、ポイ捨て削減とごみ回収業務効率化の両方に資する適切な回収頻度や、「SmaGO」の設置位置、台数を導出し、実際の散乱状況と比較検証していく。
3者は、実施結果について取りまとめた上で、結果を踏まえた課題や解決策等を整理し、今後の展開・普及の基礎資料とするとしている。
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