株式会社WorldLink & Companyは、スマートシティに取り組む自治体向けに、4DLinkスマートシティ・クラウド(以下、スマートシティ・クラウド)の提供を開始する。
スマートシティ・クラウドは、国土交通省が提供するPLATEAU3D都市モデル、自治体が所有のGISデータ、そして、水位計などのIoTプラットフォーム、交通情報・危機管理プラットフォームなどから入手されるリアルデータを統合・集積し、庁内業務および住民サービスの情報環境整備を支援する。
通常、位置情報を持つ3Dデータ・GISデータを扱うシステムの構築・運用には、専門的な知識を持つ専門業者への依頼が必要だが、スマートシティ・クラウドでは、一般的なITスキルで対応できるシンプルなオペレーションとなっている。
4DLinkスマートシティ・クラウドの特徴
国土交通省PLATEAU3D都市モデルの容易な活用
国土交通省PLATEAU3D都市モデルをシンプルな操作で様々な地図上に配置・表示可能。G空間情報センターからダウンロードされたデータの対応に加え、PLATEAUのサーバに接続された画面から必要なモデルを選択し構築することができる。
水位計などのIoTプラットフォームとの連携
API連携・クローリング・スクレイピング技術により、IoTやリアルタイムに変化するデータを取り込み、PLATEAU3D都市モデルなどと配置・表示することが可能だ。さらに、こうした情報を自治体ポータルサイトから住民サービスとして提供することもでき、水位計、監視カメラ、交通情報、災害危機管理 各プラットフォームとの連携が可能だ。
自治体所有のGISデータ、ドキュメントデータへの対応
シェープファイル・点群データ・3DCADデータに対応しており、庁内で所有されているデータを統合・集積・表示・配信が可能。加えて、様々なマップサービスとリンク、関連する報告書などのドキュメントデータ(Office365、PDFなど)、それらをまとめたZIPファイルを保存(クラウドストレージ機能)・ダウンロードする仕組みの構築が可能だ。
庁内業務の内製化と住民サービス
スマートシティ・クラウドの導入は、国・県が提供するデータ、各部署の地理情報システムのデータ、水位計・監視カメラなどのIoTプラットフォーム、交通・危機管理情報プラットフォームとの連携により、地理情報とリアルデータの統合表示による情報環境整備する。UIは、ドラッグアンドドロップによるデータアップロード、URLコピーでベースマップ変更、HTMLへの埋め込みコードの発行などシンプルな操作となっている。
これにより、自治体の導入部署だけでなく、庁内のすべての部署で連携した利用が可能となる。例えば、同じ人流データも、通常は地域活性化のための利用が、災害時は避難の利用にも有用な情報となるように、目標の異なる部署において、ひとつのデータが有効利用される環境を創出する。
組織間連携
スマートシティ・クラウドは、庁内導入部署が持つマスタIDからコラボIDを発行することが可能。コラボIDにより、状況に応じた情報共有・作業連携をすることができる。また、庁内各部署だけでなく、近隣自治体、産学官民との連携も容易に行えるため、緊急を要する災害時、組織の垣根を超えた新たな取り組みに有効だ。その他の機能
用途に合わせてベースマップを変更し、表示想定時間の日照を変更、日照・影などの景観シミュレーションが可能。3D表現を最適化できる。無料メルマガ会員に登録しませんか?
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