道頓堀商店街は多くの観光客が訪れるが、商店街の道路にはごみ箱を設置しておらず、ポイ捨てによる景観の悪化や公衆衛生への対応が課題となっている。
そうした中、道頓堀ナイトカルチャー創造協議会、株式会社JTB、NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は、2023年1月5日〜2月5日まで、ごみ問題に関する観光DXの実証実験の第四弾「道頓堀クリーンプロジェクト」を、大阪・道頓堀で実施する。
「道頓堀クリーンプロジェクト」では、道頓堀の観光交流拠点「Pivot BASE~Travel Café @Tonbori~」前にIoTゴミ箱を2個(燃えるごみ用、ペットボトル・缶・ビン用)設置し、事前に測定したポイ捨てされているごみの量・分散状況をごみ箱設置後の状況と比較することで、ごみ箱設置の効果や課題を検証する。
ポイ捨てされているごみの量・分散状況は、ごみ拾いトングにスマートフォンとカメラを設置し、拾ったごみの種類・位置情報を測定。データを地図上に表示することでごみの分布図を作成し、事前事後の違いを検証する。
IoTゴミ箱とは、ごみが一定量たまると内部センサが感知し、自動で圧縮するソーラー発電で動くスマートゴミ箱だ。同じサイズの一般的なごみ箱と比較すると約5倍の量を収容できる。
また、音声機能が搭載されており、ごみを捨てると道頓堀オリジナルの音声が流れる仕様となっている。
さらに、IoTゴミ箱に掲載している二次元コードからアンケートに回答すると、商店街内の参画店舗で使えるクーポンを取得でき、商店街内の周遊促進にもつなげる。
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