株式会社パスコは、道路橋を24時間監視するIoTインフラ遠隔監視サービス「Infra Eye(インフラアイ)」の販売を、2023年4月3日より開始する。
「Infra Eye」は、センサの設置、センサによる変位の計測、計測データのクラウドサービスでの提供、アラーム送信、センサなどのメンテナンスを含めた統合パッケージサービスだ。
自社開発したセンサを道路橋の桁端部と橋台をまたぐ形で設置し、遊間離隔(桁と橋台の胸壁や桁同士がぶつかって損傷が起きないよう設けられる隙間の幅)をセンサで24時間自動計測・記録する。(トップ画参照)
計測結果は、クラウドサービスにより日次で確認することができる。
また、導入時に一定期間計測を行い、日常的な変位の値を確認したうえで、センサごとにしきい値(境界値)を提案し、日常的な変位量を超えた値を計測した際には、アラームメールを発信する。

モニタリング画面で監視することが可能なため、道路橋定期点検要領に示された、対策を実施するまでの措置として活用することができる。

センサは電池駆動により低消費電力で、約5年間と長期間の運用が可能だ。
加えて、電源工事や中継装置(ゲートウェイ)が不要で、本州、九州、四国の島しょ部を除くエリアの多様な橋梁に取付けることができる(基本はLTE Cat.M1のサービスエリア内)。
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