兵庫県加古川市では、子どもや認知症のため行方不明となる恐れのある高齢者に、見守りタグとなるBLEタグを持ち歩いてもらうことによる、「見守りサービス」に取り組んでいる。
また、見守りに係る市内の基盤整備として、2017年及び2018年の2年間で、大体約200mに1回検知する距離となる、約1,500台のBLE検知内蔵の「見守りカメラ」を設置。その後、移動型のBLE検知器を市公用車と郵便車両の約400台にも設置している。
そうした中、ジョージ・アンド・ショーン株式会社(以下、G&S)は、2023年より、兵庫県加古川市が運営する官民連携の主に子どもや高齢者向けの「見守りサービス」の提供事業者に参画することを発表した。
今回G&Sが提供するのは、ビーコン位置情報見守りタグおよびアプリ「biblle(ビブル)」で、加古川市が市内に約1,500台設置しているBLEタグを検知する「見守りカメラ」や、約400台の「市公用車・郵便車両」の検知対象となる。
また、市内150ヵ所に順次設置されていく、AI機能を搭載した高度化見守りカメラに内蔵する検知器も提供する。
加えて、加古川市が実施する、60歳以上の加古川市民を対象とした、BLEタグ検知器を搭載した電動アシスト付きレンタサイクルの本格運用および、スマートフォンで自転車を借りることができるシェアサイクルサービスの運用にも見守りタグを提供し、車載器調達と車載ソフトウェア開発として参画している。
このコミュニティサイクルサービスは、2021年度より実証実験がスタートしており、その結果、自転車の利用回数、利用時間等の傾向などから、レンタサイクル事業化の方向性、自転車の活用による外出機会の創出や免許返納が促進されることを確認したことから、本格運用にいたっているという。
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