JMAS、画像を暗号化してサーバ転送する「KAITOセキュアカメラ」を岡山市水道局にて運用開始

厚生労働省によると、法定耐用年数40年を経過した「経年管路」の割合は増加し続けており、全国では毎年約2万件の漏水・破損事故が発生している。

全国の水道管は今後30年で経年化率50%を超えると予測されており、老朽化インフラによる漏水・破損および修繕を行う技術者の育成は、今後も対策を講じなければならない課題となっている。

そうした中、岡山市水道局は、株式会社ジェーエムエーシステムズのカメラアプリケーション「KAITOセキュアカメラ」を、2023年4月より導入したことを発表した。

「KAITOセキュアカメラ」はiOS、Android、Windowsに対応したモバイル端末専用のカメラアプリケーションだ。

今回、岡山市が「KAITOセキュアカメラ」を導入したことで、従来電話やFAXにて行われていた水道局と修繕委託業者間のやり取りが、現場担当者のモバイル端末にインストールした「KAITOセキュアカメラ」のアプリにより、リアルタイムに双方向で共有できるようになった。

JMAS、画像を暗号化してサーバ転送する「KAITOセキュアカメラ」を岡山市水道局にて運用を開始
岡山市水道局に導入された「KAITOセキュアカメラ」の概要図

これにより、漏水状況による緊急性の判断・修繕に必要な図面の共有など、修繕完了までに発生する各手順の時間と手間が削減されたのだという。

また、「KAITOセキュアカメラ」は、画像を分割・圧縮・暗号化してサーバへ転送することで、端末にデータを残さないため、破損個所を含めた周辺状況の撮影画像や動画、管路の図面に映り込んでしまう個人情報の問題もクリアしている。

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