NearMeとパーソルP&T、LINEを活用した「配車サービス」の本格提供に向けて一部タクシー事業者へのテスト導入を開始

新型コロナウィルスの感染症法上の位置づけが「5類」に移行したことにより、マスクの着用は「個人の主体的な選択を尊重し、個人の判断が基本」になるなど、コロナを取り巻く環境は新たな局面を迎えている。経済産業省が公表した「第3次産業指数」では、新型コロナの影響がなかった2019年12月と比較して、鉄道旅客輸送業が90%程度まで回復、国内航空旅客運送業では25%を超えるまでに回復したとし、今後、さらなる移動の需要が高まりを見せていくことが予想される。

一方で少子高齢化や過疎化が進む地方では、公共交通利用者の減少による収益の低下や、運転者不足によるバスの減便や鉄道の廃線など、公共交通手段の維持はますます厳しい状況となっている。そのため自家用車を持たない地域住民の移動は困難な状況となっている。

株式会社NearMe(以下、ニアミー)とパーソルプロセス&テクノロジー株式会社(以下、パーソルP&T)は、AIとLINEを活用した「配車サービス」の8月本格提供に向けて、一部タクシー事業者へのテスト導入を開始した。

同サービスは、事業者の要望に合わせて相乗りやデマンド交通などを提供するニアミーの「配車システム」と、LINE公式アカウントにニアミーの「配車システム」をパーソルP&Tが連携させることで、タクシー事業者の受付業務の作業時間の短縮と、タクシー利用者の配車予約を簡易化し、地方タクシー事業者のDX推進を図る。

自社でアプリを開発する場合、アプリ構築の初期費用等がかかるため、導入コストが高い傾向にあるが、同サービスはLINEと配車システムのオールインワンパッケージにより導入コストを抑えることができるため、自社のアプリ開発に比べ、安価に利用できる。

また、新たに配車サービスのアプリをダウンロードすることなく、LINEにてタクシー事業者のLINE公式アカウントを友だち追加するだけで、タクシーの配車予約が可能になる。乗車地、行き先、乗車人数、など必要情報を入力し、「今から呼ぶ」「日時指定」のいずれかを選択するだけで手配が完了する。さらに手配された車両のナンバーや到着予定時刻、目安の料金が事前に表示されるなど、利便性の向上に寄与する。

今後、さらに利用ユーザーの利便性を向上させるべく、相乗りやオンライン決済、クーポンの発行、CRM(顧客関係管理)、イベント予約、アンケートなど様々な機能を実装させていく予定とのこと。

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