NECネッツエスアイ、自治体向けLGWAN-ASPサービスのラインアップを強化し広域共同利用サービスとして本格展開を開始

政府によるデジタル田園都市国家構想を受け、近年、自治体ではDX活用に向けた取り組みがますます加速している。しかし、自治体独自のDX推進については人材面やコスト面で課題を持つ自治体も多いことが予想されており、より安価に、少ない運用負担でデジタル化を実現したいというニーズが高まっている。

NECネッツエスアイ株式会社は、自治体の働き方改革やペーパーレスなどを目的として同社が拡充を進めてきたLGWAN-ASPサービス群のラインアップを強化し、広域共同利用サービスとして本格展開を開始すると発表した。2023年9月からペーパーレス化を促進する文書管理サービス「FilingStars for LGWAN」の利用受付を開始し、2023年12月より提供予定としている。

FilingStars for LGWANでは、J-LIS仕様に準拠したLGWAN-ASPサービスとして、安全な文書の管理・活用サービスを提供し、LGWAN接続系の複合機(スキャナ)から紙文書を電子化、電子文書を一元的に登録・管理する。また、格納した文書に属性とアクセス権を付与することで、情報の整理と管理を行える環境を提供する。これにより、従来紙文書ではできなかった文書の検索、保存期限設定も可能となり、効率的な運用を実現する。

FilingStars for LGWANをラインアップに加えたことで、働き方のデジタルシフトを実現するサービスメニューをLGWAN環境・インターネット環境双方の自治体に対して提供可能となった。

さらに、同社が自治体向けに提供するサービス群を複数自治体の共同利用という形で提供することにより、導入コストと運用負担の軽減に貢献する。加えて、同社が企業向けDXソリューションの提供で培ってきたノウハウを結集したSymphonictのマルチクラウド環境を活用することで、各種クラウドサービスのスムーズな連携によるシームレスなデジタル化を実現する。

NECネッツエスアイ、自治体向けLGWAN-ASPサービスのラインアップを強化し広域共同利用サービスとして本格展開を開始
広域共同利用サービスにより自治体の様々な課題を解決
今後、自治体内の電子申請・決裁、外部団体や地域事業者の電子契約サービスへの対応や、起案、収受などの公文書管理機能および文書改ざん防止機能の追加を予定しているほか、Boxとの連携による外部団体や地域事業者とのセキュアな情報共有や、AI-OCRとの連携による業務効率化など、同社が提供している他LGWAN-ASPとの連携強化による、よりスムーズな情報のデジタル化・管理・共有を行える環境の実現に向けて取り組むとしている。

同社は、同サービスを含む自治体DX関連事業で2023年度に受注100億円を目指している。

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