株式会社フォーバルは、富山県が実施する、中小製造業の生産性向上及び付加価値向上を目指したプロジェクト「Digi-PoC TOYAMA実証実験プロジェクト」に採択されたことを発表した。
今回の実証実験プロジェクトでは、中小製造業において、DXの推進に必要となる情報を可視化するプラットフォームを活用するとともに、アドバイザーによるコンサルティング支援を受けることによって、DXを活用した企業経営を定着させる事例を創出し、富山県における新たなビジネスモデルの構築につなげていく。
具体的には、DX推進に係るセミナー・個別説明会の開催や、経営情報プラットフォーム「富山広場」の構築・運営、アドバイザーによるコンサルティング支援に加え、情報発信や広報を行う。
そして、プラットフォーム活用により、モニター企業にDX推進の進捗が見られたか、コンサルティングにより経営課題の整理ができたか、見えてきた課題に対しデジタルツールを活用して解決できたかなどの検証を行う。

成果報告は、2024年3月に県が開催する実証実験プロジェクトの成果報告会で実施され、それをもとにビジネスモデル化のための検討・提案を行い、実施結果の取りまとめが行われる。
さらに、この事業の中で、中小企業の経営情報を収集・蓄積・分析活用できるプラットフォーム「きづなPARK」内に、富山県内企業専用のデータ蓄積・分析が可能な場を、クラウド上で「富山県広場」として開設する。
開設した「富山県広場」では、そこに訪れる富山県内企業がDXや経営に関する診断が行える。

蓄積したデータは定期的に分析を行い、富山県内企業の傾向値として公開する。(企業名は公開しない)
また、事業終了後においても、県内事業者がアクセスして診断できるようにすることで、より多くの県内事業者が活用できる環境を提供していくとしている。
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