株式会社Agoopは、同社が提供する「人流統計レポート」において、訪日外国人の国・地域別状況や、移動・滞在などの動態を位置情報データで分析する「インバウンド人流分析」の提供を、2023年11月中旬以降に開始する。
「人流統計レポート」は、流動人口データをBIツール「Tableau」などで分析・可視化し、定点観測レポートとして提供するサービスだ。
今回発表された「インバウンド人流分析」は、「人流統計レポート」において、Near Intelligence, Inc.(以下、Near)が保有するグローバルの位置情報データを利用し、訪日外国人の国内動態を分析したレポートとデータを提供するものだ。
Nearが保有する全世界の約16億ユーザの匿名加工された位置情報データを利用し、訪日外国人の動態分析レポート・データを提供する。
Nearのデータは、Nearが提携しているスマホ向けアプリの利用者から同意を得て取得された位置情報データで、ユーザIDごとに居住地が推定されており、海外に推定居住地を持つ外国人が来日した際に、訪日外国人として集計・分析することが可能だ。
分析対象のエリアは、任意の場所や形状を、多角形(観光スポットや施設・建物などの単位)や円形(半径指定)、メッシュ(最小50m四方)や市区町村や都道府県全域など、さまざまなパターンで指定することができる。
また、位置情報データにより、指定したエリアごとに、来訪者の国・地域別人数、曜日別人数、時間帯別人数、滞在時間、宿泊日数、前後の立ち寄り先、エリア間の周遊状況、人気エリアのランキングなど、訪日外国人の国内移動・滞在分析が可能だ。
提供形式は、ブラウザで利用できるTableau Cloud形式、Tableauファイル形式での提供、PDFやExcelファイル形式などでの提供となっている。
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