NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は、茨城県つくば市において、遠隔操作型パーソナルモビリティを活用した移動・買い物支援サービスの実証実験を、2024年1月9日より開始する。
なお、今回の実証実験は、NTT Comが内閣府から受託した「先端的サービスの開発・構築や先端的サービス実装のためのデータ連携等に関する調査事業」の一環として、つくば市の協力のもと実施するものだ。
NTT Comはこれまでにも、スマートモビリティを実現する取り組みを実施しており、2023年2月には、「つくばスーパーサイエンスシティ構想」の実現に向けた取り組みをすすめるつくば市の協力のもと、保安要員による近接での目視確認を行いながら、遠隔操作型パーソナルモビリティを活用したラストワンマイル対策に向けた実証実験を実施している。
今回開始される実証実験は、NTT Comが提供するロボットの運行オペレーションサービス「RobiCo」を活用しつつ、遠隔操作のみでの走行を行うなど実証内容を拡充するものだ。
また、パーソナルモビリティの遠隔運用オペレーションの効率化による事業性向上に向けて、遠隔監視の一部をAIカメラにて代替した場合の運用オペレーションの検証を行う。
具体的には、高齢者や移動に制約のある方、駅から周辺施設を利用する方など向けに、つくば駅を起点としたパーソナルモビリティによる近距離移動および荷物搬送サービスを、1月9日から17日の間提供する。
美術館や図書館、駐車場などへのパーソナルモビリティを活用した移動サービスや、荷物を持ち歩く負担軽減のために、ロボットによる荷物のポーターサービスをトライアル実施し、つくば駅周辺における、人の移動や荷物搬送に関するニーズを把握する。

また、自治会館を拠点とした移動・買い物支援サービスも、1月18日から31日の間提供する。
具体的には、パーソナルモビリティを活用した移動支援サービスおよび自治会館を拠点とした買い物支援サービスをトライアル実施し、その利便性や事業性について検証を行う。なお、実証実験においては、予め準備された商品を使って模擬的にサービスを体験してもらうとのことだ。

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