名古屋鉄道、AIデジタルサイネージを活用した人流創出実験を開始

名古屋鉄道株式会社は、グループのオープンイノベーションを推進する名鉄オープンイノベーションLabの一部として、オプティメースとC1X Inc.が提供する新技術を活用した実証実験を2024年1月16日から開始する。

今回の実証実験では、オプティメースが提供するAIによるデジタルサイネージ分析技術と、C1Xが提供するカウントダウンQRコードを組み合わせて、人流創出の可能性を探る。

具体的には、名鉄の駅に設置するAIデジタルサイネージで、SAKUMACHI商店街のプロモーション動画を放映し、広告の効果やQRコードを使用したクーポンの取得者が実際に商店街に来訪するかを検証する。(トップ画放映イメージ)

AIデジタルサイネージは、広告を表示しているデジタルサイネージの前を通る人々の数や属性を推定し、広告の影響を分析するための独自AIと連動したカメラを装備している。ただし、プライバシーを保護するために、録画や録音は行わず、統計化された情報のみを取り扱うとのことだ。

また、カウントダウンQRコードは、クーポンの発行枚数をリアルタイムで管理し、クーポン取得者が上限を設定した回数限定のクーポンを利用できるようにする。これにより、クーポンの発行者は、クーポンの発行枚数を最適に管理することが可能となる。

一方、利用者や通行人にとっては、回数を制限することで希少性が生まれ、クーポンを取得して実際に使用するインセンティブが高まり、人流や来店の促進が期待できる。

AIデジタルサイネージの設置場所は、瀬戸線栄町駅と大曽根駅で、1月16日から2月29日までの期間で実施する。なお、これらの取り組みは、名鉄プロパティマネジメントが運営する清水~尼ケ坂駅間の高架下商業施設「SAKUMACHI商店街」の活性化を目指しているとのことだ。

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