WILLER株式会社と株式会社ティアフォーは、鳥取市、日ノ丸自動車株式会社、日本交通株式会社と連携し、鳥取市次世代モビリティ推進会議の協力のもと、自動運転サービス導入を見据えた実証実験を2024年2月15日から25日まで実施する。
鳥取市は、約765㎢の広大な面積を有し、路線バスが地域交通の中核を担っている。しかし、少子高齢化や運転手の高齢化、人員不足などの課題があり、地域交通の構築には公共交通の利便性向上が重要だ。
そのため鳥取市は、公共交通の自動運転化を目指し、2021年度には鳥取砂丘周辺で観光における自動運転サービスの構築に向けた実証を実施している。
今回の実証実験では、年間30万人が利用する100円循環バス「くる梨」の自動運転化に向けた検証を行う。約4.6㎞のルートを運行し、地域住民の社会受容性を高め、持続可能な運行に向けたビジネスモデルを検討する。
また、将来的には、鳥取駅バスターミナルを起終点に、生活に必要な施設や観光地も含む路線を自動運転化し、地域経済の活性化を目指す。
WILLERは事業全体の推進・管理を担い、ティアフォーは、2023年10月に道路運送車両法のレベル4認可を取得した自動運転システムの技術、ノウハウを活用した自動運転車両を提供する。
なお、今回の実証実験は、国土交通省の「地域公共交通確保維持改善事業費補助金(自動運転実証調査事業)」に採択されたものだ。
自動運転バスの一般試乗会は、2月15日から18日、21日から25日の計9日間行われ、特設サイトで詳細を確認できる。特設サイトは、1月29日から公開され、予約も同日から開始されるとのことだ。
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