飯綱町、LPWAを活用した混雑状況等可視化サービスの実証実験を開始

長野県飯綱町は中山間地域で、電力や携帯電波が届かない地域もあり、施設管理や防災対策などのために職員等が現地へ出向いて確認するといった課題があった。

こうした中、飯綱町は、スマートフォンやタブレット、パソコンなどを用いて、町内の実証実験参加飲食店11店舗の開閉店状況や混雑状況などが、ほぼリアルタイムに確認できる「混雑状況等可視化サービス」の実証実験を開始した。

飯綱町はこれまでにも、省電力かつ長距離での通信が可能な無線通信技術のひとつであるLPWA通信網を、町内のほぼ全域に整備し、河川等の水位、雨量等の監視、獣害対策、積雪量の把握などを行ってきた。

そして今回新たに、LPWA通信を活用し、飲食店のステータスをWebサイトで知らせる「サイコロセンサー」を導入し、運用を開始した。

利用者は、スマートフォンやタブレット、パソコンなどで特定のURLにアクセスし、各店舗のステータスを確認することができる。

飯綱町、LPWAを活用した混雑状況等可視化サービスの実証実験を開始
サイト閲覧イメージ

把握できるステータスは、「空席あり」「空席わずか」「混雑中」「貸切営業中」「準備中」「閉店」となっている。

飯綱町、LPWAを活用した混雑状況等可視化サービスの実証実験を開始
各飲食店の状況

実証実験期間は2023年3月から2025年3月末までで、本格的な運用については、実証実験の検証後に検討するとしている。

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