近年、歩行中の小学生が交通事故で死傷する件数は近年横ばいだが、小学校入学を機に行動範囲が広がる7歳児の死傷者数は最多である。低学年の小学生への交通安全対策は喫緊の課題となっている。
こうした中、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社は、株式会社村田製作所、福井県、福井県越前市と共に、小学生の交通事故防止を目的に、テレマティクスデータと音声アラートを活用したソリューション構築に向けた実証実験を2024年5月より開始する。
今回、あいおいニッセイ同和損害保険と村田製作所は、通学路を含む地域の危険地点を判定し、その危険地点で児童へ注意喚起を行うソリューションを開発した。
具体的には、あいおいニッセイ同和損害保険のテレマティクス技術を活用して、国高小学校がある国高地区で取得した域内ドライバーの運転挙動データをもとに、自動車の急加速・急減速等の発生頻度が高い地点を選定した。加えて、越前市および国高小学校の教員が把握している通学路上の見通しの悪い交差点を選定した。
そして、村田製作所が2024年3月より一般販売を開始している交通安全ブザー「こえか」を活用し、あらかじめ設定した地点に児童が近づいた際、音声アラートで注意を促すというものだ。
実証実験では、「こえか」端末を福井県越前市国高小学校の1年生に配布し、危険地点手前で音声アラートにより児童の一時停止を促し、音声アラートの発信有無による児童の一時停止率の差異を確認するとともに、約100名の児童のデータを分析し効果測定を実施する。
あいおいニッセイ同和損害保険は、「今回、テレマティクスデータを活用した新たな取り組みとして本実証実験を実施し、テレマティクスデータと音声アラートを活用したソリューションが『児童の交通事故防止』に有用であることを確認できた場合、2025年度を目途に福井県全域を含む全国の自治体に展開していく」としている。
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