日立、英国イースト・コースト本線の鉄道車両でAIカメラによる前方監視試験を開始

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株式会社日立製作所の鉄道システム事業のグループ会社である日立レールは、英国のネットワーク・レール、ロンドン北東部鉄道(以下、LNER)、クロステックと共同で、線路沿いの植物や地盤など、自然環境や線路の異常を監視するデジタル技術を用いた前方監視試験を開始した。

この試験では、AIを搭載した前方監視カメラ(以下、FFCCTV)が活用されている。FFCCTVは、クロステックのテクノロジーと、日立レールのシステムインテグレーション、運用、顧客インターフェイスといった知識を組み合わせて開発されたソリューションだ。線路、架線、列車自体をリアルタイムで監視できる日立のデジタルアセットモニタリングソリューションを提供する。これらのデジタルソリューションは、単独で、または組み合わせて動作し、監視を自動化する。

今回の試験では、FFCCTVを、2024年5月から12ヶ月間、LNERの車両「AZUMA」の運転室に設置することで、イースト・コースト本線のインフラ監視と保守を行う。

これにより、リアルタイムで鉄道車両の走行エリアを監視するほか、線路への樹木の張り出しや落ち葉、地盤沈下など、設備や車両への損傷や遅延を引き起こす可能性のある潜在的な危険を検出することができる。

同様にこの試験では、イースト・コースト本線でメンテナンスが必要な時期と場所を最適化するための知見やガイダンスを得ることが可能とのことだ。

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