株式会社ホロラボ、株式会社日建設計、株式会社日建設計総合研究所は、国土交通省が推進する日本全国の3D都市モデルの整備・オープンデータ化プロジェクト「Project PLATEAU」の、2024年度ユースケース開発「XR技術を活用した市民参加型まちづくり」へ共同で提案を行い、プロジェクトとして採択されたと発表した。
ホロラボは、同プロジェクトの参画は3年目で、同3社での取り組みはシステムの汎用化を目指した昨年度に続き2年目となり、今年度は実証を経て得られた知見を活かしつつ、地方公共団体が運用するデータ連携基盤・市民参加オンラインツールと接続し、より継続的なまちづくりへの市民参加の促進とシステムの実装を目指す。
実証場所である兵庫県加古川市は、行政と市民とのコミュニケーションをサポートする市民参加オンラインツール「Decidim」を導入し、まちづくりプロジェクトにおいて市民に対する行政企画へのアイデア・意見の募集に活用してる。
今回のプロジェクトでは、構築したシステムを「Decidim」と接続し、ワークショップ事前事後の継続的なコミュニケーションの場とし活用する。
具体的には、ワークショップ開催前の企画や開催後のステークホルダ間におけるコミュニケーションとデータ活用に着目し、地方公共団体が運営する市民参加オンラインツールやデータ連携基盤との接続実証を実施する。
また、システムのユーザビリティの改善や、最新版のヘッドマウントディスプレイを活用した、より直感的な操作が可能なVR版アプリケーションの開発も実施予定だ。
加えて、加古川市はオープンソースのデータ連携基盤「FIWARE」も採用しており、ホロラボが開発するWebベースのデジタルツイン基盤システム「torinome」を使ったワークショップで、これらのデータの活用も企画しているとのことだ。
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