神戸市、株式会社ギックス、株式会社キッズライン、BIPROGY株式会社、三井不動産株式会社、一般社団法人UDCKタウンマネジメントは、柏の葉スマートシティの都市OS「スマートライフパス」と「Dot to Dot」を神戸市全域で導入した。
「スマートライフパス」は、柏の葉に関わる生活者を対象に、複数のヘルスケア関連サービスを利用できるポータルサイトだ。
「スマートライフパス」では、登録したユーザが日々の健康管理や健康アドバイスなどのサービスを利用できるほか、独自開発された安全性の高いネットワーク環境「Dot to Dot」を活用することで、提携サービス間におけるパーソナルデータの連携が可能となる。
なお、パーソナルデータは、利用者の同意がないと連携されないのが特徴だ。
今回神戸市は、「スマートライフパス」と「Dot to Dot」といった既存の都市OSを柏市と連携しながら共同利用することで、地域サービスを横展開した。これにより、神戸市は初期費用負担なしで、1ヶ月で神戸市民へのサービス提供が可能となった。
神戸市は現在、「スマートライフパス」と「Dot to Dot」を活用した健康増進サポート事業「KOBE Sports & Well-being City Project」の参加者100名に対して、運動習慣の継続化に役立つ効果を実証している。
また、2024年8月から神戸市全域で「スマートライフパス」と「Dot to Dot」を導入しており、地域サービスとして「子育て支援スタンプラリー」「こども一時預かりモニター」を神戸市内で実施した。(トップ画イメージ)
神戸市の子育て支援スタンプラリーでは、ギックスが提供するキャンペーン実施・運営・管理ツール「マイグル」を利用し、子育てに役立つ施設やサービスを体験することが可能となった。さらに、ママ友パパ友登録など、交流のきっかけになる機能も提供している。

今後は、「スマートライフパス」と「Dot to Dot」を活用して、ポータルサイトやデータ連携基盤と連携したサービスを拡大していくほか、他自治体への展開の可能性を検証し、迅速なスマートシティのサービス導入の事例として発信する予定だ。
さらに、導入スキームや標準的なシステム仕様、パーソナルデータ連携のガイドラインなども整備し、他自治体が都市OS「スマートライフパス」「Dot to Dot」を導入する際に、この取り組みを参照して費用対効果を検証できるようになることも目指してるとのことだ。
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