シーイーシーとNTTドコモ、物流施設における屋内外の位置情報取得に関する実証実験を開始

株式会社シーイーシーと株式会社NTTドコモ(以下、ドコモ)が連携し、ドコモが提供するLTE対応の法人向けクラウド型位置情報プラットフォームサービス「かんたん位置情報サービス」とシーイーシーの物流効率化ICTソリューション「LogiPull」を活用した、国内物流センターにおける実証実験を開始した。

かんたん位置情報サービスは、ドコモが提供するサーバーや専用端末、地図データ、ユーザーインターフェースなどをパッケージにしたクラウド型プラットフォームサービスである。位置検索、タイマー通知、エリア通知など位置情報サービスの利用に必要な機能を搭載し、法人向けに提供している。WebAPI連携機能により、企業保有の既存システムとの連携や用途に合わせた独自のカスタマイズにも対応する。

一方のLogiPullは、工場や物流拠点のトラック入退管理、バースでの荷役業務を効率化する物流ICTソリューションである。「バース予約管理」「車両入退管理」「受付管理」「車両誘導」「バース実績管理」「AGV遠隔管理」の機能が揃ったシステムにより、企業の物流業務を支援する。

今回の実験では、ドコモのGPS/BLE一体型の位置情報端末をトラックに搭載し、屋内外シームレスな位置測位の精度・実用性を検証する。通路や敷地外は従来通りGPSで位置情報を取得し、GPSの電波が届かない屋内では、入出荷などの作業エリアごとにビーコンを設置る。エリアを通行、滞在するトラックを検知することにより、車両ごとの位置、動態(作業中・待機中など)をリアルタイムに収集する。

そして、ドコモの位置情報プラットフォームに検知した情報を集約し、LogiPullに位置情報をAPI連携する。これにより、バースの満空管理や位置情報に応じた車両の呼び出し、滞在時間データを活用した分析など、物流業務の効率化につながる。また、LogiPullのバース管理画面上に表示することで作業エリアごとの車両台数が見える化できるため、バースの混雑状況に応じた車両の自動誘導などに活用できる。

シーイーシーでは今後、同実証実験対象としたトラックの位置情報管理を皮切りに、物流資材や荷物の位置情報管理への活用も計画しているとのことだ。

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