株式会社YE DIGITALとアビームコンサルティング株式会社は、倉庫自動化システム(以下、WES)「MMLogiStation」シリーズのサービスとして、物流倉庫向け意思決定ダッシュボード「Analyst-DWC」を共同開発することを発表した。なお、「Analyst-DWC」は2024年春にリリース予定だ。
「Analyst-DWC」は、YEデジタルが提供するWES「MMLogiStation」や、他社WMSなど、物流倉庫で使用されている様々なシステムと連携し、倉庫内のオペレーションの稼働データを収集・蓄積するダッシュボードだ。
加えて、オペレーションに関する様々な意思決定場面を定義・標準化して搭載している。
これらに基づき、作業員や設備リソースの稼働状況のリアルタイム収集や、倉庫内作業状況のリアルタイム表示、複数システムの膨大なデータ収集とアクセス、作業員配置シミュレーションによる作業時間予測などを行う。
また、想定したパフォーマンスが出ていないなど、実環境で課題がある場合、MMLogiStation Analystの3Dシミュレーションを活用し、ボトルネックの特定と解決に向けたシミュレーションが可能だ。

今後両社は、2024年春にむけ、現場ヒアリングを行いながらサービスの開発を進めていくとしている。
また、今回YEデジタルは物流現場向けに特化したデータ基盤を開発し、今後はこのデータ基盤に蓄積されたさまざまな稼働データの活用を検討しているのだという。
なお、「Analyst-DWC」のダッシュボードイメージは、2023年9月13日~15日に開催される国際物流総合展2023「第3回INNOVATION EXPO」YEデジタルのブースに展示される予定だ。
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