日本ビジネスシステムズ株式会社(以下、JBS)は、株式会社ゼロの書類業務において、紙運用からタブレット運用への切り替えを推進し、ゼロの業務フローを加味した専用業務アプリ「moℓa(モーラ)」を開発した事例を公開した。
ゼロでは、車両輸送をするにあたり、顧客の自動車を預かる際、複写式の「車両お預かり書」にトラックドライバーが手書きで自動車の状態、搭載品の有無などを記入し、その控えを渡していた。
「車両お預かり書」の紙運用では、記載漏れや記入ミス、顧客の問い合わせ対応において、必要書類を探す事に時間を割かれることや、原本を規定年数保管しなければならないため、書庫が圧迫されるといった課題があった。
そこでJBSが、「車両お預かり書」の記入をデジタル化することができる「moℓa」を開発し、実際の車両の状態を写真や画像で残すことができるようになった。
また、アプリを通してクラウド上でデータを管理することができるため、事業所間で連絡を取り合って確認する必要がなくなり、リアルタイムでの情報確認が可能となった。
ゼロでは、「moℓa(モーラ)」の導入により、輸送時にトラックドライバーが担う書類業務において、作業時間の40%短縮が可能となったのだという。
さらに、顧客からの問い合わせ対応においても、「車両お預かり書」の紙書類削減や管理負担が軽減されることで業務効率向上に繋がり、年間約6000万円のコスト削減が見込まれている。
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