シノプス、コープさっぽろで小売業の在庫管理・発注業務DX実証実験を開始

株式会社シノプスは、有限責任監査法人トーマツからの再委託を受け、経済産業省の事業に関連し、需要予測型自動発注サービス「sinops-CLOUD」を使用した販促商品等のリードタイムの延長や、発注業務DXの実証実験を開始した。

これは、生活協同組合コープさっぽろが運営する店舗と、北海道ロジサービス(以下、HLS)が運営する物流センターで行われる。

今回発表された実証実験では、コープさっぽろの店舗とHLSの物流センターで、新商品と販促商品の小売から仕入先への発注確定日を前倒しし、納品リードタイム(以下、納品LT)を2週間程度に長期化させる。

小売店舗では、納品LTを延長した場合、欠品や過剰在庫の発生が懸念事項だが、今回の実証実験では「sinops-CLOUD」による需要予測データを活用し、欠品・過剰在庫の発生を極小化しつつ、納品LTを延長する。

納品LTを延長することで、卸売業の特売期間中の追加発注の対応に向けた在庫調整業務の負荷軽減、物流センターの過剰在庫や欠品の防止、物流の効率化が期待できるとしている。そのほか、曜日ごとにバラつきがある発注量を平準化することで、トラック配車の効率化に関する実証実験も実施予定だ。

2023年10月からこの実証実験が開始され、コープさっぽろとHLSから卸売業などの計測データを取得し、実証実験の効果測定を行う。

なお、この実証実験の途中成果は、トーマツを通じて2024年2月20日に開催予定の経済産業省の第2回北海道地域フィジカルインターネット懇談会で発表する予定だ。

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