物流倉庫では、作業計画の立案は困難である一方、今年春から適用が始まるトラックドライバの時間外労働上限設定などの規制を考慮すると、出荷情報精度の向上や作業効率アップが急務だ。
こうした中、株式会社YE DIGITALとアビームコンサルティング株式会社は、両社が共同開発した物流倉庫向け意思決定支援ダッシュボード「Analyst-DWC」を、2024年4月にリリースすることを発表した。
「Analyst-DWC」は、アビームコンサルティング独自のアルゴリズムを搭載し、顧客の過去データに基づき、当日の出荷量を予測して作業計画を策定するものだ。また、関連システムのデータをYEデジタルがクラウドに蓄積し、活用基盤を構築する。
現状や予測をリアルタイムに可視化し、業務改善に向けた7つの意思決定シナリオを準備。ボトルネックの把握や対策検討の参考になるさまざまな分析結果を、ダッシュボードにてまとめて提供する。
なお、搭載されている課題解決に向けた7つの意思決定シナリオには、「作業員の配置計画」「作業員の生産性評価・教育計画」「作業順・作業開始タイミングの判断」「作業遅延・滞留の検出と対策」「在庫の適正配置と移動計画」「設備導入の計画」に加え、後日リリース予定の「作業不備(誤ピック等)の工程検出と対策設備導入の計画」がラインナップされている。
また、連携可能な関連システムには、「WMS」「WES(YEデジタル「MMLogiStation」)」「RCS」「その他(TMS、勤怠管理システムなど)」が挙げられている。
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