物流業界では、2023年7月に荷主・元請事業者への監視を強化する「トラックGメン」が創設されるほか、2024年4月には自動車運転者の労働時間等改善へ向けた「改善基準告示」の改正が行われる。
こうした流れを受け、運送会社だけでなく、荷主企業や元請企業もドライバーの労働時間管理に取り組む必要性が高まっている。
そこで株式会社Hacobuは、同社の動態管理サービス「MOVO Fleet(ムーボ・フリート)」に、車両ごとの稼働実態を確認できる新機能を追加した。
「MOVO Fleet」は、物流領域に特化したテレマティクスサービスだ。車両管理の効率化を通じて荷主と運送会社双方のコスト削減を支援する。
端末は、給電方法を選べるGPSトラッカー「ムーボ・スティック」をはじめ、日野自動車のコネクティッドトラックや東京海上日動火災保険の法人ドライブエージェントなど、追加端末なしで利用することが可能だ。
今回新たに実装された機能は、車両ごとの走行時間・停留時間などを一覧で表示し、拘束時間の超過有無や適切な休憩が取れているかを確認できるものだ。
また、拘束時間の帯にマウスをかざすことで、一運行における稼働実態が確認できる。
さらに、GPSによる位置情報に基づく客観的なデータにより、運行の稼働実態を確認できる。問題が発生している場合には、対象車両の走行履歴にアクセスし、問題の原因を深掘りすることが可能だ。(トップ画参照)
例えば、どこからどこの運行で長時間の運転が発生しているのか等を把握し、その改善や対策へとつなげることができる。
なお、この新機能はβ版としてリリースされ、利用者からのフィードバックを基に改善を行う予定だ。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。