物流業界は、人手不足や高齢化の影響で、労働力の確保が難しくなっていることに加え、2024年4月より適応される時間外労働規制などによる「2024年問題」が迫っている。
一方で、大型物流施設では、少量多品種の商品の取り扱いや日々の業務の変化に対応するために、より効率的な管理が求められている。
こうした中、株式会社フレームワークスは、物流施設の効率化を実現するためのシステム「PeakPerformPro」を開発し、2024年7月から販売開始することを発表した。
「PeakPerformPro」は、オペレーションの計画値に対する実績値を起点として、整流化に阻害要因が発生した場合、発生事象や工程、場所などの事実情報を、WMSをはじめとするシステムとスマートフォン等の各種デバイスを連携・蓄積させることで、可視化と通知を行うシステムだ。
従来は蓄積できなかった音声等のオペレーション情報も、各種デバイスと接続し、事実情報を「PeakPerformPro」に蓄積させることで、可視化できる範囲を広げることができる。

さらに、「PeakPerformPro」では、事実情報の蓄積と評価も行う。
これにより、計画値の妥当性や対処結果の評価などの分析が容易になる。また、特定の工程での自動化を検討する企業にとっては、効果検証の計算根拠として活用することができ、取引先との条件交渉においても、蓄積された情報を元に提案することが可能になる。
また、このシステムを継続的に利用することで、各種デバイスへ適切なタイミングで通知する機能や、整流化阻害要因の予兆検知などの機能も提供される。これにより、より効果的なコマンドが提案され、物流施設の運営が効率化される。

なお「PeakPerformPro」は、2月20日と21日に東京ビッグサイトで開催される「ロジスティクスソリューションフェア2024」で紹介される予定だ。
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