株式会社アイシンとダイセーエブリー二十四株式会社(以下、エブリー24)は、荷主と複数の運送会社を最適に繋ぐ、共同配送マッチングサービス「TRi」の実証運用を開始した。
共同配送マッチングサービス「TRi」は、メーカなどの荷主が運送業者に配送を依頼したい場合だけでなく、共同運送を活用したい運送会社も利用できるシステムだ。
また、「TRi」で最適な配送便を選択すると、該当の配送に関わる運送会社へ見積もり依頼を行うことができる。
メーカは新規の商流網を構築できるだけでなく、運送会社が自社で対応できないエリアの配送を企業の垣根を越えて委託することが可能だ。
「TRi」のメリットとしては、複数の運送会社を組み合わせることで新規の物流網を構築できることや、システム上で配送便情報や条件の提示ができ、受注までの交渉期間を短縮できること、そして運送会社が自社対応可能エリアを超えた共同配送が可能となることが挙げられている。
今回は、チルド温度帯の食品物流を対象に、システムの実証運用を開始した。

各社の役割は、エブリー24とアイシンがシステム開発を担当し、エブリー24は物流全体に関する知見を踏まえて統括や営業を行った。アイシンは、カーナビゲーション技術を応用してすでに開発している物流最適化サービス「BRIDGES@ny」の技術を活用して、システム構築・運用を担当する。
今後アイシンとエブリー24は、全国の運送会社やメーカと連携し、「TRi」上で既存の運送ルートを整備するほか、サービスの実証運用を進めるとしている。
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