ウイングアーク1st、2024年問題へ向け2時間ルールに対応した「ドライバーアプリ」を提供開始

時間外労働の上限規制の施行や、トラックドライバーの人手不足などに直面する物流の2024年問題では、荷主と実運送会社で合意した運送条件等のトラックドライバーへの共有や、荷待ち・荷役作業時間の改善、荷主からの実運送会社のドライバーのステータス管理が求められている。

こうした中、ウイングアーク1st株式会社は、オンライン配車業務プラットフォーム「IKZO Online」の新機能「ドライバーアプリ」を、2024年3月27日より提供を開始する。

オンライン配車業務プラットフォーム「IKZO Online」は、企業間の物流取引業務をデジタル化し、荷主、運送会社、ドライバーをオンラインで繋げることで業務の効率化を図るサービスだ。

新たな貨物自動車運送事業法の改正にも対応しており、実運送事業者の名称や実際の運賃契約に基づいた実運送体制管理簿の作成が可能だ。

今回新たに提供を開始する「ドライバーアプリ」は、「IKZO Online」で登録した運行指示書の運送指示や条件などの内容を、ドライバーがリアルタイムにスマートフォンのアプリ上で確認できるサービスだ。

ウイングアーク1st、2024年問題へ向け2時間ルールに対応した「ドライバーアプリ」を提供開始
「IKZO Online」と「ドライバーアプリ」の概要図

発注依頼したドライバーの荷待ち・荷役作業時間の計測・管理や、依頼車両のステータス管理が可能で、「物流革新に向けた政策パッケージ」に掲げられている「荷主としての荷待ち時間・荷役作業等にかかる時間の把握」の2時間ルールに対応可能だ。

価格は、車両台数20台までで、ドライバーアプリを含んでいる「IKZO Online」の基本サービスが月額費用20,000円で、20台を超えて利用する場合、追加車両1台あたり月額費用1,000円となっている。

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