静岡県川根本町、セイノーホールディングス株式会社(以下セイノーHD)、株式会社エアロネクスト、株式会社NEXT DELIVERYは、川根本町において、新スマート物流「SkyHub」のサービスを、2024年6月1より開始した。
新スマート物流「SkyHub」は、ドローン配送と陸上輸送を融合した物流インフラを構築する、セイノーHDとエアロネクストが全国で推進している取り組みだ。川根本町は、社会実装フェーズに入った自治体としては全国で第10番目となった。
サービスのための配送手段は軽バンとドローンで、ドローン配送においては、主にエアロネクストがACSLと共同開発した物流専用ドローン「AirTruck」を活用する。
サービス内容は、地域の商店と連携した買物代行サービス「SkyHub Delivery」と、川根本町の提携飲食店のフードをドローン便あるいはクルマ便にて届けるフードデリバリーサービス「SkyHub Eats」を提供する。
今後は、「SkyHub Delivery」を住民ニーズに応じて順次サービスを開始し、対象エリアも拡大するとしている。
また、新スマート物流「SkyHub」における配送の拠点であり、一時倉庫の機能をもつ「ドローンデポ」は、旧中川根南部小学校に構え、今年度中には飲食店と連携したフードデリバリー「SkyHub Eats」の各運送会社と連携した共同配送の開始も目指しているのだという。
薗田靖邦川根本町長は開所式で、「物流2024年問題や働き方改革の問題も見据え、災害時の対応やデリバリーサービスでドローンを活用し、川根本町では当たり前になるように、ドローンを社会インフラにしていきたい。」とコメントした。
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