コクヨサプライロジスティクス、ラピュタロボティクスのピッキングアシストロボットを導入し生産性が約7割向上

コクヨサプライロジスティクス株式会社(以下、KSL)は、ラピュタロボティクス株式会社のピッキングアシストロボット「ラピュタPA-AMR」をカウネット福岡物流センターへ導入し、2024年6月15日より本格運用を開始すると発表した。

これまでカウネット福岡物流センターでは、作業者が注文ごとにピッキング作業を行うオーダーピッキングにカートを使用していた。

従来のオーダーピッキングでは、作業者が注文ごとに搬送用のピッキングカートを押しながら商品棚まで移動し、倉庫全体を一筆書きのように商品のピッキングを行っていた。

商品の注文ごとに商品を集めて出荷できるという柔軟性がある一方で、商品を集めるために倉庫全体を歩いて探す時間がかかり、ピッキング後に作業者自身が商品を次の工程の場所まで搬送する必要があったため、ピッキング作業にかかる工数の半分以上を歩行に費やしていた。

そこで今回、「ラピュタPA-AMR」を導入して作業者と協働することで、ピッキング作業における歩行の大半を「ラピュタPA-AMR」が人の代わりに行うことが可能となった。

「ラピュタPA-AMR」は、注文ごとに仕分けされたコンテナを積み込み、自動で対象商品の真横に到着する。作業者は商品棚へ手ぶらで移動し、商品を商品棚から取り出してコンテナに投入する作業のみを行うという仕組みだ。

また、ピッキングされた商品の搬送業務についても「ラピュタPA-AMR」が代行することで、作業者の歩行を削減し、負担を軽減する。

コクヨサプライロジスティクス、ラピュタロボティクスのピッキングアシストロボットを導入し生産性が約7割向上
「ラピュタPA-AMR」導入前後のピッキングイメージ

KSLでは、これまでにも出荷作業の効率化のため、各センターの機能や特徴に合わせたシステムを自社で開発・運用してきたが、今回の導入にあたり、最適な運用のためにKSLの従来の運用方法や情報システムを見直した。

課題解決にあたっては、ラピュタロボティクスの協力のもと、これまでのノウハウを活かし、KSL自社で新たな運用方法に即した情報システムを内製することで導入が実現可能となったのだという。

「ラピュタPA-AMR」の導入により、ピッキング作業における歩行時間の約69%の削減、作業所要時間の約42%の削減、また、生産性の約71%の向上が見込まれるとのことだ。

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