オカムラ、シャトルとスタッカークレーンを組み合わせてパレットの保管・入出庫作業を自動化するシステムを発売

株式会社オカムラは、物流倉庫などでシャトル（搬送台車）がラック内を走行し、荷物を載せたパレットの高密度保管を実現するパレット保管システム「CYBISTOR（サイビスター）」の新タイプとして、スタッカークレーンと組み合わせてパレットの保管・入出庫作業を自動化する「CYBISTOR自動倉庫タイプ」を、2024年9月より発売する。

「CYBISTOR」は、シャトルがラック内を走行し、パレット品の高密度保管や入出庫の荷繰り作業の効率化を行うパレット保管システムだ。

今回発表された「CYBISTOR自動倉庫タイプ」は、ラック内を走行するシャトルとスタッカークレーンを組み合わせて、入出庫やシャトルのレーン移動を自動で行い、フォークリフトで行う入出庫作業を自動化する。

上位システムから、決められたロケーションへの入庫指示や計画に基づいた出庫指示が可能なほか、コンベヤやAMR・AGVと連動することで、前後の搬送工程も自動化することができきる。

入出庫に使用するクレーンの位置や台数は、現場の要件や運用、レイアウトに合わせて設定することが可能だ。例えば入庫にスタッカークレーンを使用し、出庫はフォークリフトで行うレイアウトにするなどの対応が可能だ。

これにより、荷物の取り違えや落下による破損などの人的エラーの削減に加え、前後工程と合わせた自動化で製造ラインとの直結が可能となる。

また、フォークリフトが届かない高所までパレットを運び格納することができるため、ロット単位で保管物を管理する現場や、食品・飲料品、日用品、原材料など少品種大量保管の業種・業態に最適だとしている。

なお、2024年9月10日～13日に東京ビッグサイトで開催される「国際物流総合展2024 Logis-Tech Tokyo 2024」のオカムラブースにて、「CYBISTOR自動倉庫タイプ」を展示し、デモンストレーションを実施する予定だ。

IoTNEWS編集部

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