日本電気株式会社(以下、NEC)は、共同輸配送を支援する「共同輸配送プラットフォーム」を活用し、主要都市間ルートでのサプライチェーンを構築すると発表した。
まずは、電機精密や自動車部品、消費財など複数業界を対象とした先行的な取り組みを進め、日通NECロジスティクス株式会社、三井倉庫サプライチェーンソリューション株式会社、横河電機株式会社などの参加を得て、共同輸配送の取り組みを進める。
今回活用される共同輸配送プラットフォームは、共同輸配送を行う企業の探索から時間やルートのプラン策定、荷量の調整などのオペレーションまでを支援する。
具体的には、共同輸配送を行う候補企業の探索とグループの作成、共同輸配送のプラン作成、共同輸配送のオペレーション支援を行う。
候補企業の探索とグループの作成では、発着地や経由地、トラック種別などの物流データをプラットフォームに登録し、共同輸配送の候補となる企業を探索する。登録された物流データをもとに、物流条件が合致し、共同輸配送を実施する候補企業を探索・選定することで、候補となる企業のグループを自動で作成する。
共同輸配送のプランを作成では、物流便や拠点、出発時間、到着時間などをプラットフォームに入力することで、これらの入力情報をもとに、参画企業グループ内での共同輸配送の運行計画を作成する。
また、グループ内の共同輸配送の実施条件を自動調整し、修正リクエストには代替案を提示しながら共同輸配送プランの合意をサポートする。
共同輸配送のオペレーション支援では、荷量見込みや受託希望荷量、受託希望などを入力し、入力データから共同輸配送を行う企業との共同輸配送の推奨案が提示される。推奨案に合意すると、共同輸配送の運行計画が確定し、実行に移すことができる。
今後、NECは、同プラットフォームを活用したサービスを年内より段階的に提供していく予定だ。
なお、9月10日~13日に東京ビッグサイトで開催される「国際物流総合展2024」で、共同輸配送プラットフォームを展示するとのことだ。
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