FTI、Phoxterのパレット搬送用AMRで効果を確認し追加導入を決定

株式会社Phoxterは、株式会社ファイントゥデイインダストリーズ（以下、FTI）に、パレット搬送用途にカスタマイズしたAMR（自動搬送車）を2025年に追加提供予定であることを発表した。

FTIは、ファイントゥデイグループの生産機能を担う会社で、fino、TSUBAKI、SENKAなどのパーソナルケア製品を生産し、原材料の供給から製品の出荷といった多くの工程をオートメーション化している。

2023年には、FTIが自動倉庫へのパレット入出庫機能を更新する際、従前利用していた荷物の搬送に使用される有軌道台車に代わり、今回と同種のパレットコンベア付カスタムAMRを提供している。

FTIはAMR導入後、これまで移動経路が制限されていた有軌道台車に代わり、複数のルートを最短経路で同時に搬送でき、混雑を回避しながら高効率で作業を進めることができるようになったとしている。

また、有軌道台車では、構造上搬送経路の延伸や接続工程の追加などの拡張が難しかったが、AMR導入後、走行路の延伸や部分的に走行路を制限した工程の追加など、エリアを拡張/縮小することができるようになった。

さらに、生産量に応じて必要なAMRが配車されることでAMRの空転時間を抑制でき、需要に応じたエネルギー消費がみこめることから、CO2削減に寄与するシステムであると評価しているとのことだ。

こうした成果を受け、2025年に別のエリアにおいて追加で導入することが決定した形だ。

IoTNEWS編集部

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