株式会社traevoは、同社が提供する車両動態管理プラットフォーム「traevo Platform」において、事前の地点登録とGPS情報のみで目的地の着発記録が自動出力できる「滞留時間記録オプション」を、2025年3月31日から提供を開始する。
「traevo Platform」は、車両の位置や、荷役・荷待ちなどのステータス情報を、車載機器メーカやサービスを問わず一元的に集約・管理することができるサービスだ。
ドライバーがデジタルタコグラフ上で作業ステータスボタン(荷待ち、荷積み、休憩等)を押すことで、施設内・外の待機時間、滞留時間等を把握することができる。
しかしこれまでは、人的作業による押し忘れやミスが発生するリスクも生じており、ドライバーに依存せず車両の動態に合わせて自動的に情報を取得したいという荷主からの要望が寄せられていたのだという。
そこで今回、ドライバーの操作に依存しない「滞留時間記録オプション」が開発された形だ。
このオプションでは、「traevo Platform」上で管理者が目的地登録をし、目的地となる施設にジオフェンス(円形、多角形による仮想エリア)を設定することで、車両が目的地に到着・出発した時間を車両動態から自動で記録するというものだ。(トップ画:目的地登録画面)
これにより、ドライバーの操作なしで滞留時間の把握と管理が可能となる。
また、物流事業者にとっても、同オプションの利用により、発荷主・着荷主で発生した滞留時間を自動的に荷主に共有することができる。
なお、目的地と各車両の運行予定日時を登録すると、車両の目的地への発着をメールで自動通知する「着発通知オプション」の提供も開始するとのことだ。

さらに、輸配送運行実態を自動取得することで、新物流二法の物流効率化法で荷主・運送事業者等に求められる「荷待ち、荷役作業時間等の把握・短縮」の対応をサポートする。
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