オムロン ソーシアルソリューションズ株式会社(以下、OSS)は、主に小売電気事業者へ向け、電力調達コストを低減するソリューション「POWER JUGGLING」を、2023年9月より提供開始する。
「POWER JUGGLING」は、インターネットに接続されているOSS製の家庭用蓄電システムを束ねて制御し、小売電気事業者向けの調整力として活用できるソリューションだ。
電力契約者の施設に設置した蓄電システムに対し、小売電気事業者からの制御指示に基づき、OSSがインターネットを介して充放電制御を実施する。
例えば、JEPXの価格が安い時間帯に充電し、高い時間帯に放電することにより、電力調達コストを低減するとともに、電力契約者へのインセンティブを創出することが可能だ。
また、導入時の追加機器は不要で、蓄電池の新設・既設を問わないため、幅広く導入することができる。
さらに、充放電だけではなく、「逆潮流あり放電」と「PV余剰充電」が可能だ。
小売電気事業者とOSS制御クラウド間の通信方式はWEB-APIおよびWEB入力で、制御間隔は30分ごと、制御指示単位は、基本エリアごとの群制御(要望で1台ずつでも制御可能)となっている。
なお、対象機種は、マルチ蓄電プラットフォーム「KPBP-Aシリーズ」で、以降の機種についても対応を予定している。
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