株式会社アイ・グリッド・ラボ、株式会社東京カンテイ、株式会社みらいリレーションズの3社は、地域全体の建物屋根活用のポテンシャルを、地図情報で解析・診断する「地域太陽光発電ポテンシャル診断システム」の共同開発を行い、そのβバージョンを株式会社アイ・グリッド・ソリューションズにて試用開始した。
「地域太陽光発電ポテンシャル診断システム」は、特定の市区町村における特定業種の屋根を活用した太陽光発電について、地域全体での総発電可能量の試算結果を自動算出するシステムだ。なお、βバージョンでは、小売店・倉庫がメインとなっており、現在、工場等他業種への拡張を開発中だ。
また、システムの利用者が指定した、特定の建物についての発電可能量の試算結果も自動算出する。
これにより、地域全体の屋根のポテンシャルを数値で把握できるようになり、地方自治体や地域金融機関が脱炭素に向けた事業計画の立案や実行を行う際に、役立てることができる。
今後3社は、「地域太陽光発電ポテンシャル診断システム」の診断精度向上の取り組みを共同で行うとともに、「地域太陽光発電ポテンシャル診断システム」を利用した屋根型太陽光発電事業ポテンシャルを、全国自治体や金融機関に開示していくとしている。
また、アイ・グリッドグループは、地域脱炭素の実現に向けた金融機関との連携を推進しており、自社及び合弁会社での「地域太陽光発電ポテンシャル診断システム」の試用を通じた、更なるシステムのブラッシュアップを推進するとしている。
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