コスモ石油マーケティング株式会社は、一般社団法人AiCT コンソーシアムが交付決定を受けた福島県会津若松市の「複数分野のデータ連携による共助型スマートシティ推進事業」において、環境価値の地域循環サービス「会津ゼロカーボン倶楽部」の社会実装を開始した。
「会津ゼロカーボン倶楽部」は、内閣府のデジタル田園都市国家構想交付金事業(デジタル実装タイプTYPE3)に採択された会津若松市の取り組みの一環として、地域の環境価値の可視化・顕在化ト循環を目指し、システム開発を進めてきた。
また、取得する環境データの価値化についても、公的な認証としてコスモ石油マーケティングが申請した「太陽光発電設備の導入によるCO2削減プロジェクト」が、Jクレジット制度へ登録された。
今回構築した環境価値の地域循環サービスプラットフォームは「会津ゼロカーボン倶楽部」の商標で、一般市民への告知を図っていくとしている。
「会津ゼロカーボン倶楽部」では、太陽光発電設備を設置済みの家庭を会員として、現在未活用である環境価値を無償で設置する「HEMSゲートウェイ」により、電力自家消費量を計測し、顕在化したうえでJクレジットへ変換する。
また、「会津ゼロカーボン倶楽部」開始に伴い、ご当地仕様の電力可視化アプリ「会津ゼロカーボン倶楽部アプリ」を提供する。家庭の使用電力の見える化・使用量の通知機能等により、節電への取り組みも併せて支援する。
さらに、創出されたJクレジットを取りまとめ、市内企業・団体等へ売却し、会員に対し地域通貨「会津コイン」にて還元する。
なお、「会津コイン」は、株式会社みずほ銀行が発行し、TIS株式会社が開発・運用中のウォレットアプリ「会津財布」内のサービスとして利用可能だ。2023年11月より、会津若松市のプレミアムポイント事業に採用される。
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