株式会社マクニカ アルティマ カンパニーは、Bluetooth Low Energy(以下、BLE)を使用して長距離通信、複数端末接続を実現する次世代BLE Routerを開発するCassia Networks社と代理店契約を締結し、同社が提供するBLE Router、及びバイタル情報を取得可能なリストバンド型ウォッチ、BLE Routerを一元管理するIoT Access Controller Softwareの販売を本日より開始した。
従来、短距離接続の通信方法であるBLEは、スマートフォン、IoTデバイスやウェアラブルデバイスなどに多く採用されている。しかしながら、BLEには長距離伝送、複数端末との接続ができないなどの課題があった。
今回、同社が販売を開始するCassia Networks社のBLE Router E1000(Indoor向けRouter)、X1000(Indoor/Outdoor向けRouter)は、アンテナの感度を向上させる独自技術(パテント保有)により、見通しのよい環境にて300M以上の通信距離、最大40端末との同時接続が可能。
また、同社のBLE Routerは、GATTプロファイルベースで構成されるBLE端末であれば接続が可能になるため、ユーザーは幅広くBLE端末を選択できるという。
IoTやウェアラブル端末を活用するエンドユーザーやサービス提供者には、次のメリットがあるという。
- BLE接続のためのスマートフォン等の導入が不要
- 市販のウェアラブルバンド、ウェアラブルシャツなどのBLE端末を活用することが可能
- Access Controllerを活用し、複数のCassia Routerを一元的にクラウド上で管理運用することが可能
マクニカ アルティマ カンパニーでは、Cassia Networks社の取り扱いに伴い、幅広いパートナー企業(ハードウェア、ソフトウェア、データ解析、サーバ、クラウドベンダ等)との連携を強化。
既にパートナー企業であるAgx社、Collesta社等と連携し、Cassia Networks社の提供するリストバンド型ウォッチを活用した作業者体調管理による労働環境の改善や、高齢者見守りによる施設内の安全向上につながるサービス構築・実証実験の取り組みを順次開始しているという。
【関連リンク】
・マクニカ アルティマ カンパニー(ALTIMA)
・Cassia Networks
無料メルマガ会員に登録しませんか?
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。