2019年3月8日、fitbitが新商品発表会を都内にて開催した。トークセッションのゲストとして、2000年よりJリーグ浦和レッドダイヤモンズに加入、日本代表として活躍していた鈴木 啓太氏が登壇した。元アスリートと、ヘルスケアビジネスの視点から考えを述べた。
元アスリートが語るコンディション可視化の重要性
アスリートは生体データ収集は重要だ。尿検査や心拍数を測るなど、昔からデータ収集をしてきた。鈴木氏自身もアスリート時代自分の便を毎日チェックしていたという。一方fitbitは、「一つのデバイスで簡単かつ正確にモニタリングできるだけでなく、取得したデータを蓄積していくことができる、ということが自分としてはありがたい。」と述べた。
また、アスリートにとって睡眠は、体力や筋力の回復のためとても重要だ。なので、睡眠の質を具体的に可視化できるのが利点だという。
さらに、鈴木氏は不整脈が現役を辞めるきっかけであったため、fitbitで常に24時間リアルタイムに心拍数の確認を取れるということが重宝しているという。
現在鈴木氏は、Aub株式会社の代表取締役として、アスリートの体調管理とパフォーマンス向上をサポートするために、腸内フローラの解析事業に取り組んでいる。「将来fitbitで取得できる個人の生体データと、自身が研究で収集した腸内細菌のデータを掛け合わせることができれば、個人の生体に合わせた食事や運動などの提供ができる可能性が広がる」と意気込みを語った。
新しいfitbitは、高品質、簡単、手頃な価格
今回の新商品は以下の3つだ。
いずれも消費者に、健康づくりと体力づくりをサポートする商品だ。消費者は手頃な価格で、最新フィットネス機能を搭載したデバイスを選択できることを打ち出している。
スポーツ時でも日常生活でも馴染むよう、デザインにもこだわっている。そしていずれの商品にも、アクティビティに合わせて、パーソナルスタイルを出すための様々なスポーツやライフスタイルアクセサリーが準備されている。
Fitbit Versa ライトエディション™は、人気のversaの新しいモデルだ。アクティビティの自動記録、24時間心拍数を測定、睡眠ステージ記録、15種類以上のエクササイズモード、GPS接続機能、スマートフォン通知機能、アプリ、4日間以上のバッテリー、血液中の酸素量の変動を測定し、睡眠時の無呼吸など、様々な機能を兼ね備えている。
デザインはシンプルなワンボタン、軽量、水泳可能で、大胆なカラーバリエーションを取り揃えている。
また、価格は25,290円と、手頃な価格のスマートウォッチとして売り出している。
Fitbit Inspire HR™と Fitbit Inspire™は、よりスリムなデザインが特徴だ。今までウェアラブルデバイスを使ったことがない消費者も手が出しやすく、使いやすさを強調している。価格はそれぞれ21,470円、11,790円。
また、今後発売予定のFitbit Ace 2™は、6歳以上の子供向けの商品で、家族で健康的な習慣にチャレンジするというプラットフォームを展開していく。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
現在、デジタルをビジネスに取り込むことで生まれる価値について研究中。IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。