ソニー株式会社が運営する新規事業支援サービス「First Flight」は、クラウドファンディングやEコマースを活用して事業化の初期段階にあるプロジェクトを支援するサービスである。企画段階からティザー等でビジネス案を紹介することが可能で、積極的に新しい商品やサービスを利用したい人や、プロジェクトの事業化を応援したい人と新規事業コンセプトを結ぶタッチポイントを担っている。
そして今回、ソニーはFirst Flightにてインナーウェア装着型冷温ウェアラブルデバイス「REON POCKET(レオンポケット)」のクラウドファンディングを開始した。今回、クラウドファンディングを通じて得た顧客のフィードバックを製品開発に活かすとともに、支援(予約購入)した顧客にはファンディング目標額に達成すると、製品を届ける仕組みだ。
REON POCKETは、専用インナーウェアの首元にある背面ポケットに端末を装着し、スマートフォンアプリで端末の温度調整をして快適性を得られる、冷温両対応のウェアラブルデバイスである。ソニーがモバイル機器の開発を通じて培ってきた、独自の熱設計技術を搭載している。
また、東レインターナショナル株式会社が提供する専用インナーウェアの背面ポケットは、端末が首元にフィットする設計になっており、直接首元を冷やしたり温めたりすることができる。さらに、生地は吸水速乾性を持つ極細繊維のポリエステルを使用することで、柔らかな風合と快適な着心地を実現するという。サイズはS・M・Lの3サイズ、カラーはホワイトとベージュの2色展開である。
なお、REON POCKETはスタートアップの創出と事業運営を支援する「Sony Startup Acceleration Program(ソニー・スタートアップ・アクセラレーション・プログラム/SSAP)」のオーディションを通過した案件で、現在事業化に向け準備を進めている。
無料メルマガ会員に登録しませんか?

IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。