Steez、AIの実装可能なウェアラブルカメラの販売を開始

株式会社Steez Industries(以下、Steez)は、AIの実装が可能で、遠隔臨場で使用できるウェアラブルカメラの販売を開始した。

遠隔臨場とは、ウェアラブルカメラとオンライン会議システムの技術を組み合わせて、現場に行かずとも離れた場所から臨場を行うことだ。

これまで現場で立ち会って実施していた現場作業が、本部から遠隔でオンラインでリモート化されることにより、移動時間や調整時間を削減することができる。

Steezのウェアラブルカメラは、エッジデバイスが不要で、130g厚さ23㎜と軽量小型であり、カメラ機能以外に通信機能やコントローラ機能も搭載した一体型となっている。

背面ディスプレイは3.1インチで、インカメラを搭載しており、OSはAndroid11ベースとなっている。

その他にも、通話機能(スピーカー通話可)や手振れ補正機能、デジタルズーム機能やモバイル充電対応(充電中の使用が可能)、LEDライト機能や充電式バッテリー(バッテリー取外し交換可)、ワイヤレス機能(Wi-Fi・LTE・GPS・Bluetooth・NFC)などが搭載されている。

また、このウェアラブルカメラ専用のVMS(映像管理システム)の提供も開始している。

ウェアラブルカメラには、デフォルトでVMS用のAPKをインストールしているため、本部のPCからウェアラブルカメラに接続することで、ライブビューア・通話・映像、過去の録画映像や写真データのダウンロードなどの機能が利用可能だ。

さらに、マップ機能(Google MapsとBing Mapsに対応)を使えば、ウェアラブルカメラを装着している現場のスタッフや作業員の位置情報を把握することもできる。

また、VMSは、クラウド経由でPCとウェアラブルカメラを接続し連携させることが出来るため、複数台のPCまたはウェアラブルカメラを同時接続して、グループトークしたりライブビューアで映像を一斉放送・視聴することが可能だ。

加えてSteezでは、画像解析AIエンジンをパッケージ化したAIサプライ製品である「Phase API」を提供しており、最短約数か月程度でAIを実装したサービスや製品の開発を提供している。

AIモデル開発に必要な工程である、「データアセスメント」「データの前処理」「モデル開発」の3つをパッケージ化して提供しており、予め目的ごとに開発されたアルゴリズムのため、ウェアラブルカメラ向けにPhase APIを使ったAPKを開発することで、利用シーンに合わせた画像解析AIの実装を可能にしている。

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