シンガポールのBrilliant Labsは、マルチモーダルAIアシスタントを搭載した眼鏡「Frame」の発売を発表した。
「Frame」は、AIアシスタント「Noa」を搭載しているAIグラスだ。「Noa」は、リアルタイムの視覚処理、新規画像生成、リアルタイム音声認識および翻訳を行う機能を持っている。
また、「Frame」はPerplexityとのパートナーシップにより、インターネットにハンズフリーで接続することが可能だ。Perplexityは、最新のウェブデータを参照するオンラインLLM(Large Language Model)で動き、リアルタイムでウェブから提供する。
さらに、Frameは3000ニトの明るさを誇る高解像度のディスプレイと、低電力のカメラを搭載し、周囲の世界を正確にキャプチャする。AIの解釈のために使用されるが、写真や動画の撮影・保存はできない。
Noaの使用方法は、搭載されているマイクに話しかけることで、ハンズフリーで制御できる。また、Bluetooth 5を搭載しており、スマートフォンにワイヤレス接続が可能だ。
AddOpticsとのパートナーシップにより、視力矯正レンズのカスタムも可能で、独自の処方レンズ「Precision Bonded」を提供する。
本体はナイロンプラスチック製で、ガラスは透明バリアント「H2O」を使用しており、重さは39グラムだ。カラーはスモーキーブラックとマットクールグレーの2種類が用意されている。

現在、米国で予約注文が可能で、販売価格は349ドル。初回出荷は2024年4月を予定している。
なお、この新製品は、Pokémon GOの開発会社NianticのCEOであるジョン・ハンケ氏が支援を行っているとのことだ。
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