NSW株式会社は、米国ワシントン州バンクーバーのRealWear, Inc.のウェアラブルデバイス「RealWear Navigator Z1」の提供を開始した。
「RealWear Navigator Z1」は、防爆認証を取得した新型で、現行販売中の「Navigatorシリーズ」のボディをベースに開発された。これにより、防爆機器の使用が必要な工場などで利用できる。
従来品から軽量化し、大型ディスプレイを搭載したことで視認性が向上。ドキュメントの参照や遠隔からの指示内容を確実かつ迅速に認識できるようになった。
さらに、CPUのスペック向上により、比較的軽量なAI処理が可能となったほか、別売の防爆サーマルカメラもラインナップし、熱・温度監視、電気検査などの可視化に利用できる。
NSWは、「RealWear Navigator Z1」防爆モデルおよびNavigator 520等の既存モデル販売のほか、各種システムと連携してアプリケーションの開発を行う。
また、同社は防爆ソリューションのSmart Factoryシリーズとして、アナログメータ自動読み取りソリューション「LiLz Gauge(リルズゲージ)」の展開も予定している。新たに追加されるLiLz Gaugeの防爆モデルは、危険区域におけるアナログメータなどの目視巡回点検を簡単にリモート化できるクラウドサービスだ。
なお、「RealWear」および「LiLz Gauge」は、2024年6月19日~21日に東京ビッグサイトで開催される「第36回 ものづくり ワールド[東京]」に出展予定だ。
RealWear, Inc.の北アジア地域営業部長兼日本代表の伊藤信氏は、「NSWとのビジネス・パートナーシップで多くの実績を作ってきており、最前線の作業員にハンズフリー作業のソリューションを提供していると述べている。RealWear Navigator Z1の発表により、防爆対応が必要な領域の最前線で働く人々に、安全性、生産性、合理性を提供し、危険な産業における AI対応の労働力の基礎を築く考えだ」とコメントした。
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